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“ダンボールの断崖絶壁”
2014年3月にオープンした、阿佐ヶ谷アニメストリート内の店舗内装計画である。
クライアントは、ダンボール製品をプロデュースする東北の企業であり、商品のショールーム兼東北の物産などを販売するアンテナショップを計画した。
クライアントからは、ダンボールの魅力を最大限に表現することと、時期やイベントによって変わる商品に対してフレキシブルに対応できることが求められた。
そこで、ダンボールを積み重ねることによってできる断面の美しさと力強さ、そして加工容易性を活かし、地層のような什器で店舗全体を囲うことを提案した。
什器に施された大小様々な高さにある全ての凹凸面は、様々な大きさや数量に対応できる展示台でありながら、全体として断崖絶壁のようなダンボールの断面を活かした造形物でもある。
通りからは壁一面の什器がアイキャッチとなり、店内に入るとまるで洞窟の中のいるように感じさせる、ダンボールにしかできない、ダンボールのための個性ある空間を計画した。
所在地 | 東京•阿佐ヶ谷 |
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用途 | ショップ |
規模 | 30sqm |
撮影 | 塩谷嘉章 |